日本の国土防衛のため憲法改正をすべき

ここ数日、ロシアおよび北朝鮮が特に不穏な動きを見せています。北朝鮮に至ってはミサイルを発射し、残骸と思しき物体が日本のEEZ内に落下したばかり。ロシアに限らず、韓国・中国など、日本を取り巻く環境は変化し続けていますが、日本国憲法は第二次世界大戦後、改正されていません。私は、この長い期間、改正もされていない時代遅れな憲法は時代に合わせて改正していくべきものと考えます。
憲法改正反対は憲法9条の改正を特に拒む傾向にありますが、私はこの9条こそ改正すべきではと思います。戦後日本がロシア・中国・韓国・北朝鮮から攻撃されないのは、この憲法があるからではありません。戦後日本を一時的にも統治下に置いたアメリカが保有する核兵器の傘の下に入ったからです。ここを勘違いしてはいけないと思います。日本を攻撃したら、日米安保条約に基づいて米軍が反撃してくる、戦勝国である米軍を相手に戦争するのは得策ではない、だから日本には攻撃してこない、これだけのことです。

が、しかし。近年の周辺国の動向はどうでしょうか。韓国は対馬の不動産を買収し続け、実質的に土地を実効支配しようと目論見、自衛隊機に対して火器照準レーダーを照射するなど、挑発行為も行っています。日本の国土防衛の姿勢が専守防衛である事を逆手に取った、このような挑発行為は許されるものではありませんし、日本相手でなければ火器照準レーダーの照射などしないハズです。それはなぜか、火器照準レーダーを照射した場合、普通なら逆に先制攻撃されてもおかしくない行為です。
北朝鮮は日本のEEZ内で無許可漁業を行っている疑いで停船を呼びかけたところ、逃走し、海保の巡視船に向かって射撃、ロケット砲の発射など武力行使を行っています。海保は警告射撃などの後、正当防衛として船体射撃を行い、不審船は自爆と思われる爆発の後、沈没しました。さらには、近年ではミサイルと思われる飛翔体の発射を繰り返しています。
中国は尖閣諸島の領有権を主張し始め、領海侵入を繰り返し、さらには南シナ海上で人工島を造成し基地を建設しています。
ロシアは言わずもがな、北方領土問題もありながら、ウクライナとの戦争による日本の経済制裁への報復行為的な意味合いでの領空侵犯が行われるようになってきました。

このように、日本の周辺国は度重なる挑発行為、不法行為を繰り返しているにも関わらず、日本は口先だけの遺憾の意を伝えるだけです。実際は経済制裁などしているんでしょうが、効果がないから繰り返されていると、普通の感覚なら思います。要は、日本は口だけで手を出してこないし、アメリカも意見は表明するが手を出してこない、だからやりたい放題しているというのが現状ではないでしょうか。

現行憲法は、第二次世界大戦終戦後、GHQが作成した憲法です。具体的には民政局草案を骨子として云々となりますが、ここでははしょります。最高法規として位置付けられている憲法が改正されないまま、時代に合わない状態になっているとは思いませんか。時代というのは常に移り変わっていくものです。憲法制定当時はこれでOKだとしても、内容が古いままでは時代の変化に対応しきれず、足枷となっていては意味がありません。
確かに、憲法9条では戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を謳っています。ところが、この憲法の元を作ったアメリカはどうでしょうか?分かりやすいところで言うと、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争などなど…その他、内戦への介入、対テロ戦争と銘打った武力行使は止まりません。

戦争をしろと言っているのではないのです。日本の国土防衛のためには、現代と不釣り合いな状態になっているのを正してほしい、そう言っているのです。例えば9条での戦力の不保持、これは自衛隊の扱いに困りませんか。海外からは自衛隊は日本の軍隊であるという認識だと思いますが、我が国では自衛隊は軍扱いではありませんし、武力行使を伴う海外での活動は原則しません。(自衛隊のイラク派遣では、戦闘行為があったと思っています。いろいろな書類は黒塗りですが。)
周辺国に対して、武力を開放すると思わせるだけで、改正の意味は十分に機能するとは思いませんか。日本が国土防衛に対して前衛的だ、本気だと思わせるのに十分ではないでしょうか。現状では憲法や、防衛白書に記載されている専守防衛の理念が足枷となり、日本はやり返してこない国だと思われています。だから北朝鮮不審船撃沈は、日本の歴史にとって重要な意味を持つのではないでしょうか。

さらに、終戦直後の時代背景とは現代は異なります。日米安保条約はあれど、今のアメリカが日本のために米軍を率先して動かすでしょうか。日本の米軍基地が攻撃されるとなれば話は別ですが、自衛隊基地の攻撃や対馬、尖閣諸島の不法占領に対して、米軍が奪還作戦を陣頭指揮を執るでしょうか。日本の力で日本の国土を防衛するために、時代に則した憲法へ改正することは悪なんでしょうか。
米軍の駐留に対して親中派の沖縄県はいつも反発していますよね。

テーマが壮大すぎて話が逸れに逸れまくってますが、最高法規が故にそう簡単に手を付けられないのは分かりますが、時代時代で改正していく、柔軟な発想があってもいいんじゃないかなってことです。まあ、責任を取りたがらない日本の国会議員には到底無理な話ですが。

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