賃金が上がらない日本、原因はどこにある?

手取り23万円…氷河期世代の大卒・非正社員「夢もない」悲惨な現実
日本人の賃金が停滞し続ける「日本特有」の理由

私は手取り20万で月の労働時間は平均して270時間を超えています。残業時間が100時間超え、なのに手取りは20万です。”正社員”という正規雇用に固執した結果、得たのはブラック労働環境でした。私は今、この地獄から抜け出すために転職活動をしていますが、底辺なのでどこまで這い上がれるかは不透明です。とはいえ、みなし残業代とかではなく、残業代が全額しっかり支給される、コンプライアンスがしっかりしている会社へ転職するつもりです。
あと、試用期間中でも正社員扱いの会社。よく試用期間中は契約社員で、後に正社員登用する形態の会社がありますが、私は信用しません。過去にそういう会社に就職した事がありましたが、どんなに実績をあげても正社員登用はされませんでした。会社からは最初から正社員にするつもりはなかったと言われ、どういうことやねん…という経験があったので、試用期間中も正社員として扱ってくれる会社を探しています。

この手取り20万という生活、本当にカツカツです。移動が多い仕事なので、交通費は立て替えないといけません。実質、手取り18万くらいですが、家賃、生命保険、光回線、携帯、公共料金、定期…支払うものを払うと手元にはほとんど残りません。クレジットカードは持っていますが、使いすぎると今の自分のクビを絞めるのは分かり切っているので、そんなに使っていません。使ってないというか、公共料金とかの支払いに使っているだけです。社会保険を払っているのに、病院に行くお金がないんですよ。歯医者も行けない、健康診断の再検査も行けない。だから、額面30万くらいの仕事を探しています。額面30万でも手取り換算すると24万くらいですか?税金取られすぎですよね。社会保障費取りすぎ。

日本は30年以上、賃金が横ばいでベースアップされていない、というのを様々なメディアで見かけます。その原因ってどこにあるんだろうか?と考えた時、原因は組織の上流にいる、年寄りなんですよ。言い方は悪いですが。要は、年功序列で、自分たちは過去キツイ環境を駆け抜けてきて、今の会社まで育てた、だから月給たくさん貰うべきみたいな考えの人間が上にいるから、下が貰えないんじゃないかなと思うわけです。バブルが弾けて、大不況時代に突入した日本企業は、踏ん張ってきたのは確かに敬う必要があると思います。24時間働けますか?なんていうクソみたいなキャッチコピーに何とも思わない時代を駆け抜けてきた世代がいるからこそ、今の日本があるわけですが、時代というのは変化するものですし、自分たちが経験してきたことが現代での正解ではないんですよね。そこを理解していない層が上にいると、下はお金を貰えないんじゃないかなと。

バブル崩壊後、日本企業は設備投資や人的投資へお金を回すのをやめ、内部保留という形で貯め込みました。長い不況の中で、リーマンショックという更なる追い打ちがありましたが、内部保留のおかげで生き残った企業もあるでしょう。そして、この誤った成功経験が企業にお金を使わせない時代へと導いてしまった。
時の総理大臣、安倍晋三は、アベノミクスと称して三本の矢を放ちました。大義名分は

「どれだけ真面目に働いても暮らしがよくならない」という日本経済の課題を克服するため、安倍政権は、「デフレからの脱却」と「富の拡大」を目指しています。これらを実現する経済政策が、アベノミクス「3本の矢」です。

首相官邸(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html)

今は更新していませんが、首相官邸で上記のように説明され、輝かしい実績をつらつらと書き連ねていますが、日本国民の大多数は景気回復など実感していません。アベノミクスが成功したと喜んでいるのは、安倍晋三とその取り巻き、一部の金持ちだけです。
どれだけ真面目に働いても暮らしがよくならない…今まさに私が実感している事です。過労死ラインといわれている月80時間の残業時間を超える、月100時間の残業時間、手取り20万、病院にも行けず、生活のどこかで何かを我慢しないと一ヶ月生活できず、将来への安心感なんか感じるより前に、この一ヶ月どうやって生活しようという不安…貯金より目の前の一ヶ月をどう生活するか…不眠症となり毎日眠れない日々が続いていますが、さっきも言いましたが病院に行くお金がないので、眠れないのを受け入れ、必死で耐え抜く日々。早くここから抜け出したい。
富の拡大を目指すとの事ですが、拡大したのは貧富の差でした。金持ちがより一層金持ちになり、中流層以下は現状維持どころか増大する社会保障費や物価の値上がりで実質マイナス、それがアベノミクスです。

話が逸れました。要は、年功序列で上ばっかり貰ってる風潮やめませんかってことですよ。ブラック弊社は役員になると年収1,500万超えるそうです。月収100万。役員報酬で300万。社長や会長はどれほど貰っているのか。役員報酬が自分の年収9割って…。しかも、ですよ。この役員には社長夫人も名を連ねています。名ばかり役員で年収1,500万。アホくさ。下の世代に月収40万とか50万出したら会社の利益もっと上がるのにね。しかも、役員の一部やマネージャーは業者からキックバックを個人的に受け取っている噂も…。コロナ禍前は、年末に業者からの派手な接待を受けていました。キャバクラはしごして、寿司や焼き肉をご馳走になり…また来年も発注お願いしますねという接待だったのでしょう。そして下の人間は指示された業者に工事発注をかけ、工事代金の何%がキックバックとして上の懐に入る…なんだそれ。そのキックバックこっちに寄越せよ。自分のことで精一杯だから、結婚なんて夢のまた夢です。デート代すら出せない男なんてねえ…そんな甲斐性なしは魅力ゼロですよ。晩婚化の原因でもあるんじゃないでしょうか。

公共料金も値上がり、物価も上がり、給料は横ばいなのに社会保障費など税金類は問答無用で上がっていくので実質マイナス、これのどこが経済成長なのでしょうか。日経平均株価が2万を超え、浮かれている国民がどれくらいいるのか知りたいです。ベースアップもしないで労働者がただただいろんな意味で消費される社会、それが現代日本です。労働組合があるような大企業はストライキをもっとするべきだと思います。2018年にJRの労働組合がストライキをするかもと一時期話題になりましたが、結局ストは断念しました。電車の運行を止めるくらいのストライキをすべきだと思います。そして、それを容認する社会であるべきだと私は思います。ギスギスしすぎなんですよ。みんな余裕がない。お金がないから心にゆとりを持てないんだと思います。電車が止まってもタクシー使うよ!くらいのお金と気持ちの余裕がある社会になりませんかね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました