安倍元総理、暗殺により死亡

TwitterやYouTubeにアップロードされてる、今日昼前に速報が流れた安倍元総理の銃撃事件。その時点で心肺停止状態とのことだったが、銃撃からおよそ5時間、死亡の報道。映像では銃撃直後に心臓マッサージをしているのが確認できるので、倒れた時点ですでに意識障害、つまりは失神している状態だったのだろう。首を貫通していたとのことなので、一目で危険な状態だったと素人目で見ても分かる状態だったのだろう。
報道では銃撃となっているが、個人的には対人地雷による爆殺が正しいのではないかと思う。犯人確保の際、手に持っていた自作銃が映っているが、構造は至ってシンプルなものに見える。
まず、バレルは市販の塩ビ管のような円筒状のもの。発射時というか爆発時の衝撃に耐えることを考えたら鉄管かも知れない。バレルを支える木板。木板の下にはモバイルバッテリーと思われる電源装置。そしてバッテリーとバレルを結ぶ電気コード。間にはトリガー装置。構造的にはバレル後方に火薬が詰められていて、トリガーで接点が繋がることで電流が流れ火薬に点火、爆発の後に爆風で弾が発射される、こういう作りだと思われる。衝撃波があったという証言からも、銃撃というより爆発だ。
弾はどう作ったかは予想できないが、それ以外は全部市販品で揃えられるものばかり。火薬も花火とかから集めることはできるだろう。もしかしたら火薬じゃない可能性もある。煙の出方からして、もしかしたら粉塵爆発のような原理を応用した可能性もある。
いずれにせよ、バレルにはライフリングはされていないだろうから、本当に爆風で押し出される散弾だったのだろう。病院の会見からも複数から出血とあったから。

そう考えると、これはもはやクレイモア地雷とほぼ同じものではないかと個人的には思う。見た目は銃のような形をしているが、実態は条例で禁止されている対人地雷そのものだ。爆発の威力でいくつもの鉄球を同時に発射する非人道的武器。
ライフリングされていないと思う根拠は1発目を外しているから。命中精度がザルだったから、2発目はさらに近付いて発射した。その2発目に発射されたいくつもの散弾が安倍元総理の体を貫いた。首を貫通、弾は心臓にまで達するものもあり、肩を貫通、膵臓も被弾、まさに散弾だ。これをクレイモア地雷と言わずに何と言うのか。

そしてこの衝撃的なニュースは、日本の警備体制がザルであることを証明してしまった。平和ボケ日本の警備体制。警備の大半は聴衆のほうを向き、後ろはガラ空き。1発目のみならず、数秒後の2発目の発射まで許してしまっただけでなく、1発目の段階で警護対象者を守る行動を取らなかった。咄嗟にそういう行動が取れなかったのだろうが、不足の事態に備えるのが警備の仕事だろう。それが職務を全うできなかった。これは警備の在り方が問われる。各県警には警護課とまではいかなくても警備部はあると思う。時には警備部の訓練成果をアピールする場も設けられているのを見たことがある人は多いだろう。
颯爽と警備車両が警護対象者が乗る車両を囲み、警護対象者が手を振って演台に立った直後に発砲音がして、警備部の警察官がカバンを広げて盾を広げ、複数のスーツ姿の警察官が警護対象者を取り囲み、すぐに車両に乗せて走り去る…良く見る訓練成果の光景です。

しかし、こんなアピールは全く意味がなかった。そりゃそうだろう。そういう場で披露される発砲音はいつ鳴らされるか事前に知らされ、こう動くという事前の段取りや訓練があったからできる動き。
今回、安倍元総理が撃たれたとき、奈良県警ならびにSPは訓練の成果を発揮できなかった。ニュースでは警備体制が十分だったかよく確認する必要があると述べていたが、十分ではなかったから起きた暗殺であることを認めるべきだ。
今後、日本における警備体制は見直しが入るだろう。警視庁の警備部警護課を増員して現職か否かは問わず要職の警護体制を一手に引き受けるのか、はたまた各県警の警備部を増強して対応するのか、はたまた民間警備会社の要人警護に注目が入るのか…手法はどうあれ、警備体制は見直されるべきだろう。
現状の警備体制では、今回のように殺そうと思って撃ったと証言している人物の接近を阻止できないと海外にも露呈してしまった。これでは日本へ訪れる海外要人は安心して日本には来れないだろう。治安がいいと思われていた日本で銃殺による暗殺成功、これが諸外国にどう見られるか、真面目に議論の上で対策を練ってほしいと切に願う。でなければ安倍元総理が死んだ意味がない。今回の訃報を受け数々の政治家は口を揃えたように犯人を非難し、遺憾の意を述べたが、口先だけではなく行動で、責任をもって行動を起こして変えていくべきだ。そしてこれは要人警護だけに留まらず、国防にも目を向け、かけるべきところに税金をかける政府になってほしいと切に願う。
今の日本の政治家や官僚は、税金の使い方を今こそ正しい方向に戻すべきだ。利権を優先し、自己の利益を優先する政治家は襟を正してほしい。

動画を見ていると、周りの聴衆も発砲音というか爆発音が聞こえても伏せるでもなく、逃げるでもなく、何人かはカメラを持って近付く始末。本当に平和ボケ日本を象徴するシーン。とはいえ、自分ももしその場にいたら、立ち尽くすだろう。聞きなれない音がすれば、なんだなんだ?となるのが人間だ。ただそれは一般人の話であって、奈良県警ならびにSPはこういった事態を防ぐために日々訓練していたのではないのか。しっかりしてくれ。奈良県警は何人かは処分を受けることになるだろう。

民主主義に対するテロ行為だと政治家は口々に言うが、人口比率的に現役世代を蔑ろにしてきた政治家のツケでもあるだろう。現役世代がどれだけ投票しても年寄りの数には勝てない、こういう選挙のやり方も見直しをしない限り、今回のように現役世代が社会に対して攻撃する人が増えないことを祈る。

最後に、安倍元総理のご冥福をお祈り申し上げます。

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