残酷だとは思えない

老人ホームは姥捨て山?「認知症高齢者」が好まれる残酷な現実

このニュースを読んで、果たして本当に残酷なのかなってちょっと思うんですよね。そもそも論として、なぜ老人の介護を若者がしないといけないのか、この社会構造自体に疑問を感じるんですよ。これはひろゆきも言ってるんだけど、ロボットに介護させればいいじゃない。認知症とかで自分で何も出来ないというのは、それは寿命でしょ?それを何でわざわざ介護してまで生かすんでしょう。
言い方が悪いですね、介護は別にしても良いと思うんですが、若者を使ってまですることじゃないでしょ?っていう話ですよ。日本の生産性高めるためには、若者はもっと違う仕事に就いてもらわないと、ただ死んでいくだけの老人介護して何が生産されますか?消費してるだけじゃないですかっていう話。

誰も老人なんて介護したくないんですよ。だから老人ホームっていうビジネスがあるんでしょ?老人ホームが出来る少し前までは、各家庭で世話して、老衰だねで看取ってた訳じゃないですか。
それは拡大家族が多くて、じいさんばあさんと同居してる家が多かったから出来たことだけど、今は核家族化が進んで、親の親世代とは家がバラバラ、しかも父母は共働きじゃないと家計が持たないってなると、老人の介護なんて面倒なんですよ。時間がないのに何で死にそうな人間の面倒見ないといけないのっていう。表現はストレートですけど、根底にあるのはそういうことでしょ?だから金払ってでも面倒な事はアウトソーシングしたい、だから老人ホームが今バンバン建ってるじゃないですか。

私は仕事柄、老人ホームにちょいちょい行きますけど、働く若いスタッフの目はみんな死んでますよ。そりゃそうでしょ、うんこ垂れ流しで臭いじいさん、奇声をあげるばあさん、飯をスプーンで口元まで運んでやらないと飯を食えないじじばば相手にしてりゃ、そりゃ目が死ぬわな。たぶん、給料が安いんですよ。安価な人件費で若者の労力を消費するだけで何も生産しないビジネス、それが老人ホームなんじゃないかなって。
で、真に残酷なのはこういう事態を予測して対策立ててこなかった政府が残酷だと私は思う訳です。年金制度にしろ、出生率ありきで社会のシステムを組んだ結果、少子高齢化が進んでいるのに政府はどんな対策をしてきましたでしょうか。私が無知なので、もしかしたら対策してきたのかも知れないですが、結果が伴ってないので意味ないですよね。女性の社会進出を推し進めた結果、男性の給料は相対的に下がり、下がった分を女性の給料に充て、男女ともに給料はジリ貧化し、子育てにかけるお金がないと未来を悲観し、結婚も進まなくなり晩婚化が進み…政府は何がしたいのでしょうか。

国会予算は年々無駄に上がり、何兆もの税金が予算として組まれ、予算が足りないから増税して、また翌年の予算は上がり、また予算が足りないから増税して…そんなことの繰り返しじゃないですか。
その予算、本当に適正なんですか?って思うわけですよ。政治家の高齢化に合わせて、社会のシステムも高齢化寄りになり、生産性を下げてるのは政治家の責任だと思うわけです。だからGDPの偽装に走ったんじゃないですか?疲弊している国を育てる若い世代を蔑ろにしている現状のままでは、近い将来、日本は国家として破綻すると思います。そうなる前に、まさに今、手を打たないと。そのためにも、自民党への投票は避けるべきだと私は思いますね。自民党が政権運営しているこの何十年で事態が悪化しているのですから、国民は自民党以外の政党を育てないといけません。

問題なのは、自民党以外にまともな政党がないというのも、日本の政治の課題だと思います。唯一、今なら維新が少しだけ期待できる政党ですが、国会議員はみなカネに汚いと思っているので、維新も正直今後どうなるか…。

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