オリエンタルランドへ転売ヤー対策の提案

オリエンタルランドの関係者の方へ、この記事が届くことを願って…私なりの転売ヤー対策のご提案です。システム開発やオペレーションなど課題は山積みですが実現可能だと思います。アクセンチュアやNECなど既存ベンダーがこの案を盗んでもよいですが、その際はベンダー関係者は私へ問い合わせメールなどで一報をお願いします。

さて、本題ですが、度々ニュースになるディズニーランドやディズニーシーに群がる転売ヤーへの対策が甘いのではないかというネット上の意見がチラホラ見受けられます。
ディズニー限定グッズをカゴに詰め込み買い占め…会計50万円も 中国人グループがフリマサイトに転売か
直近だとコレですね。ダッフィー関連グッズを片っ端から買い漁り、フリマサイトなどで高値で転売しているというもの。ニュース内の動画だとメルカリへの出品が多数されているように見えます。つまり、中国人グループは日本人をターゲットにして転売をしているとも言えます。メルカリだけが悪かというとそうでもなくて、ココとかココなど、転売ヤーからグッズを買い取って外国人向けに転売しているサイトもあります。外国人向け転売サイトは公式の画像をそのまま使用しているので、コンテンツの使用制限にも違反している悪質なサイトです。

オリエンタルランド側もスタンバイパスを導入して店舗への入店制限を1回に制限したり、個数制限などを設けてはいますが、それでも今回のように個数制限なし&入店制限なしだと全て買い漁られる状態です。そこで、以下の転売対策を取ることで中国人グループ含め転売ヤーを一掃するために行動を起こしてほしいなと思っています。

まず、ダッフィー関連グッズは全てガラスケースに入れます。陳列棚には商品サンプルを1点だけ置いておきます。こうすることで棚自体は薄くて済みますので、店内レイアウトに幅が広がるかも知れません。
商品サンプル横にQRコードを表示させておきます。購入希望者はそのQRコードをTDRアプリ経由で読み取ります。そうすると、カートの中に商品が追加されます。この時、購入希望者に個数は選択させません。1つのQRコードに対して1つの商品だけが追加され、再読み込みもさせません。(同じQRコードは2回読み込ませない。上書きされるイメージ。)
購入希望者が購入したい商品を確定しレジに行くとレジで実際の商品を確認できます。ぬいぐるみ系は顔を選びたいという購入希望者が多いので、サンプルを5体ほどキャストが選別して持ってきてくれるので、そこから選びます。サンプル入れ替えは2~3回行ってもよいかも知れませんが、この辺りは運営がオペレーションをどう判断するか、お任せします。
サンプルの中から購入したいグッズを確定したら会計します。これでQRコードで読み込む商品は全て1人1つまでの個数制限をかけられます。

この対策のメリット・デメリットは以下。
メリット…スタンバイパスを導入する必要がなくなるため、ショップエントランスなどで入退店をコントロールするキャストの配置が不要になります。同時にチケットチェックなどのキッティングも不要になります。購入後にまたQRコードを読み込んだとしても、購入済フラグのようなものをTDRアプリで保持させることにより、二重購買を阻止できます。
デメリット…店内レイアウトを変更する必要が出てきます。例えばエンポーリオなど、レジ台が店舗中央に位置している場合、サンプルをレジまで持ってくる動線をどう確保するかが課題になります。理想はレジ台の後ろがストッカーストレージみたいになっていて、サンプル移動中にゲストが接触できないような動線が理想です。レジ台でゴネる転売ヤーは必ず発生すると思われるため、その辺のオペレーションをどうするか、運営判断が必要になります。また、TDRアプリへ機能追加実装が必要になるため、システム開発に時間と費用がかかります。

現行のスタンバイパスと個数制限と異なる点は、商品棚の前で滞留させないという点です。スタンバイパスで入店制限を行っていても、退店数のカウントはしていません。つまり、15分ごと?30分ごと?に店内へ流入する人数は増えますが、商品棚の前であれでもないこれでもないと悩んで滞留している人が増える一方になります。商品棚はあくまでもサンプル確認の場として、滞留させないことで店内の動線確保が容易になるのではと思います。
転売ヤーが店内に留まっていても意味がないなと思わせ、チケットIDと紐づいて不正もできないなと思わせないと、転売ヤーとの戦いは終わらない気がします。

50万買い物してくれるなら転売ヤーでも誰でも知ったこっちゃないとオリエンタルランドが思っているなら…導入する価値はありませんが…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました